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遠洋実習生、投票できず 解散急で…

2017年10月16日

 島根県立の隠岐水産高と浜田水産高の十八、十九歳の生徒二十人が、二十二日投開票の衆院選で投票できないことが分かった。実習で遠洋航海に出た後に衆院解散が決まったため、洋上からの投票に必要な手続きを取ることができなかった。

 洋上投票は、出航前に船長が選挙管理委員会に船員の投票送信用紙を請求し、船上からファクスで投票する。これまで実習生は「船員」とは見なされず、選挙権年齢が引き下げられた昨年の参院選でも洋上投票の対象外となっていたが、今年四月の改正公選法施行を受け、洋上投票が可能になっていた。

 生徒らは県の水産練習船に乗って九月十日に米ハワイ沖に向けて出航。安倍晋三首相の解散表明は同二十五日だった。十一月二十一日に帰国する予定。

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