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若者の皆さん 投票参考にいかが 新聞1面記事 分かりやすく

2017年10月21日

衆院選関連の話題などを掲載している「POTETO」のツイッター画面

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 「三極対決」「今回の争点は?」−。東京都内の学生団体が、新聞各紙の朝刊一面に掲載されている主要ニュースのポイントを平易な図解にまとめ、「イチメンニュース」としてツイッターで発信している。若者に政治や経済、社会問題に関心を持ってもらうのが狙いで、衆院選関連の話題も積極的に扱っている。

 団体は慶応大、早稲田大などの学生が昨年十二月に立ち上げた「POTETO」。一面記事を取り上げる理由についてメンバーの慶応大四年、呉本謙勝(くれもとけんしょう)さん(23)は「報道のプロが、伝えるべき重要ニュースとして格付けしているから」と語る。アクセスは一日平均約二万回という。

 朝刊を熟読し、同世代の人たちと一緒に考えたい情報を抽出。ツイッター上で目を引くように写真やイラスト、グラフを使って仕上げる。

 世論調査結果を扱った一面記事では、比例投票先上位三党の割合を党首の顔写真入りのカラフルな棒グラフで示し、「世論調査の結果が、日々変動しています」とのコメントを添えた。

 一面の記事以外にも、独自に各党のマニフェストを比較したり、選挙区候補者を紹介したりする画像を載せている。呉本さんは「新聞には必要な情報が詰まっている。若者が選挙に関心を持ち、理解するための入り口になったらいい」と話している。

 情報はツイッターで「イチメンニュース」と検索すれば見られる。

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