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全国

53市町村で投票繰り上げ

2017年10月22日

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 衆院選の投開票日となる二十二日を前に、日本列島には超大型の台風21号が接近し、各地で投票日や投票締め切り時間の繰り上げが相次いだ。

 共同通信が四十七都道府県の選挙管理委員会に取材したところ、二十一日午後九時までに、西日本を中心とする二十四都府県五十三市町村で投票の繰り上げが決まった。

 奈良県十津川村は、三十三カ所の投票所で二十二日午後四時に投票を締め切る。

 愛媛県では宇和島市の六カ所で投票を二十一日に繰り上げ、松山市など四市町の二十五カ所で二十二日の投票終了を早める。香川県は七市町二十五カ所、三重県も四市町十五カ所の繰り上げを決めた。

 これらの投票所の多くは離島にあり、悪天候で船が欠航した場合に備えて、予定を早めて投票箱の運搬作業に着手する。内陸部の自治体でも、大雨や土砂崩れによる道路の通行止めに警戒を強めている。

 公選法には「天災その他避けることのできない事故」が生じた場合、投票日を延期する「繰り延べ投票」の規定もあるが、総務省は「現時点で繰り延べ投票の実施を決めた選管はない」としている。

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