• 東京新聞ウェブ

全国

「まっとうな政治に共鳴」 立民、躍進に手応え

2017年10月22日

 公示日のわずか1週間前に結党し、安倍政権への批判やリベラル系の票の受け皿として躍進した立憲民主党。東京都港区のホテルの大広間に設置した開票センターで、福山哲郎幹事長は「まっとうな政治を取り戻すという訴えに、日を追うごとに共鳴を得られた。力強い選挙戦を展開できた」と手応えを口にした。

 センターには100人以上の報道陣が詰め掛け、壇上には当選者に花を付けるボードを用意。党関係者の控室からは、候補者の優勢が伝わるたびに歓声が上がった。

 長妻昭代表代行は「草の根からの政治を実現するという発信が一定の共感を頂いた」と支持拡大の要因を分析。前原誠司民進党代表が希望の党との合流を判断したことについては「良かれと思って判断されたと信じたい。政治は結果が全てで、今後いろいろな評価が下ると思う」と述べた。

 党のイメージカラーの青いネクタイを着けた枝野幸男代表は、地元選挙区のさいたま市の事務所で「草の根の勝利、万歳」の声に合わせて頭を深く下げ、支援者と握手をして勝利をかみしめた。

 枝野代表は選挙戦を通じ「政治が国民から離れ、上から国民の暮らしを見下ろしている」などと安倍政権を批判。街頭演説に集まった多くの人からは拍手と「枝野」コールがわき起こっていた。

主な政党の公約

新聞購読のご案内