自民党の分裂選挙となった岡山３区では、無所属前職の阿部俊子氏が、無所属新人の平沼正二郎氏を破った。双方が自民党に公認申請したが、党本部は両者を無所属候補とし、当選者を追加公認するとしていた。阿部氏はこれまで４回連続で比例復活当選しており、選挙区での勝利は初めて。

　看護連盟の全面支援を受ける阿部氏は実績を強調。正二郎氏は政界引退を表明した平沼赳夫元経済産業相の次男で、強固な地盤を引き継ぎ、組織戦を展開したが及ばなかった。