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「基地造れないと追及」 辺野古反対派、自民破る

2017年10月23日

 「勝利をばねに辺野古(に基地)は造れないと国会で追及する」。沖縄県では22日、前回衆院選と同様、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する翁長雄志知事(67)の支援を受けた野党系候補が自民候補を次々と破った。公示日翌日に米軍ヘリコプターが沖縄本島北部に不時着、炎上する事故が起き、県民の反基地感情が一層高まった。

 那覇市の事務所で開票結果を見守った1区の共産赤嶺政賢氏(69)は午後11時ごろ、テレビ番組が当選確実を報じると支持者らと固い握手を交わし、沖縄の伝統的な手踊り「カチャーシー」を舞い、満面の笑みを見せた。

 翁長氏は1〜3区の野党系候補の当選確実が決まった時点で取材に応じ「民意がしっかり示されたと思う」と述べ、今後さらに辺野古移設反対の意思を政府に伝える決意を示した。

 2区は社民の照屋寛徳国対委員長(72)、3区は無所属で立った自由の玉城デニー幹事長(58)が1区と同様、比例代表で前回復活当選した自民前職を下した。

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