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次期衆院選、政権交代を 立憲民主・枝野氏、躍進で

2017年10月23日

 立憲民主党の枝野幸男代表は22日深夜の記者会見で、次期衆院選では定数の半数を超える候補者を擁立し、立憲民主単独で政権交代を目指す考えを示した。今回衆院選での躍進について「国民に寄り添う草の根政治を訴え、支持をいただいた」と強調した。23日に東京都内で党の役員会を開く。

 会見で枝野氏は「無党派層、無関心層と言われる方が中心になって戦ってくれた」と振り返り「民進党時代の理念、政策をベースにする一方で、違う旗を立てた。その誠実性に期待をいただいた」と分析した。

 その上で「国民の声を受け止め、共に歩むための仕組みづくりを仲間と早急に進めたい」と述べた。選挙期間中、石原慎太郎元東京都知事が枝野氏の政治姿勢を評価したことにも触れ「従来の主義、主張を超えて評価する方がいらしたのは大変ありがたい」と述べた。

 他の野党との協力関係については「立憲民主の理念と政策の下に支持、協力いただける方については、国会での活動を一緒にできる余地がある」と指摘。民進党出身の無所属議員らを念頭に統一会派の結成に意欲を示した。

 再結集論も出ている民進党の今後の動向に関しては「離党したわれわれが、口を出す話ではない。どう判断するか見守りたい」と述べるにとどめた。

 同席した福山哲郎幹事長は、無所属で当選した逢坂誠二氏の追加公認を検討していることを明らかにした。

 一方、社民党の吉田忠智党首は23日未明の会見で、首相指名選挙について「枝野氏が有力候補と考えている」と語った。

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