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県議選17選挙区 25人が無投票か 1人区3減も2人区では2増

 県議選では、四十二選挙区(定数九四)あるうち、十七選挙区の二十五人が無投票の見通し。区割りの変更で選挙区が四つ、定数が一つ減り、一人区が多い制度的な問題点がやや解消された。だが前回(十八選挙区で二十四人が無投票)とさほど変わらなそうだ。 (村上豊)

 無投票が多いのは、一人区の多さが原因とされた。人口の少ない房総地域は保守地盤が固く自民の牙城で、他党が対抗馬の擁立に及び腰だった。今回は合区などで、一人区は二十から十三に。無投票の一人区は十二から九に減る見込み。

 一方で二人区は十七から二十になり、無投票は六から八に増えそう。六つ選挙区がある政令市の千葉市でも、四つの二人区のうち二つの選挙区が無投票の可能性がある。美浜区も立候補予定者が二人しかいなかったが、三月中旬に無所属新人の男性が「無投票を阻止したい」と出馬を決めた。

 ある県議は「前回までは『一人区問題』だったが、今回は二人区で無投票になる『二人区問題』」と指摘。二人区で自民と旧民進系などが一人ずつ候補を立てると、他の候補は勝ち目が無いので出馬を見合わせるのが要因とみている。

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