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勝浦市議選 同姓同名、現職だけ当選 39票区別できず

 立候補者十七人に“同姓同名”の現職と新人の計二人が含まれる珍しい事態となっていた千葉県勝浦市議選(定数一五)は二十一日、現職が三選を決め、新人は落選した。二人はいずれも無所属の現職鈴木克已さん(64)と、新人の鈴木克己さん(60)。二人の票差は五百票以上あり、どちらの票か区別できない案分票は三十九票だった。

 市選挙管理委員会の担当者は「思ったより少なく、ほっとした」と語った。

 市選管などによると、現職の鈴木さんも普段は「己」の字を使い、ポスターやビラにはいずれも「鈴木かつみ」と記載した。選管は有権者の混同を避けるため、投票所に全候補者の番地を除く自宅住所入りの名簿を掲示。開票作業では、疑問票確認に通常の約二倍の十人で当たった。

 二人は市職員として上司と部下だった時期もあり、退職時の肩書は同じ都市建設課長。ともにポスターやビラには住所を併記し「投票用紙に住所も書いて」と訴えた。

 

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