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船橋市選挙区 6党など12人激戦

 定数七に対し、十二人が名乗りを上げた船橋市選挙区。県政で圧倒的な存在感を見せる自民は現職二人に加え、推薦の新人二人を擁立した。市議からの転身を目指す新人は、自民系女性として初議席を狙う。共産は船橋で初めて現職と新人の二人を立てた。立民、国民、公明、維新といった主要六政党がそろい、最大の激戦区となった。

 「今回の選挙は政党の争い。自民の私が負ける訳にはいかない」。自民現職は事務所前で開いた出陣式で危機感をあらわにした。同じく別の自民現職は午前六時から普段のように駅前に立ち、通勤客らに「おはようございます」と声を掛けていた。

 「保守系初の女性県議の誕生」を前面に掲げる新人や、二〇一五年の前回県議選で次点だった新人も告示前から精力的に活動。各陣営では「保守票が分散する可能性が高い」との見方が出ている。

 共産は市内をほぼ東西に分ける「票割り」で二議席獲得を目指す。市議から県議に挑む新人は「消費税増税反対など、政策を全力で訴える」。

 前首相の実弟で前回トップ当選の国民現職、前回は維新から出た立民現職、船橋市長選出馬で辞職した元職や衆院選にも出た維新元職、元市議の新人も街頭などで支持を訴え、多彩な顔ぶれとなった。 (保母哲)

 

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