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県議選、あす投開票 自民 過半数の勢い

 統一地方選前半戦の県議選(定数九四、四十二選挙区)と千葉市議選(定数五〇、六選挙区)は、七日投票、即日開票される。県議選では、無投票当選となった十七選挙区の二十五人を除いて、残り二十五選挙区の六十九議席を百五人が争っている。

 県議選を戦っているのは自民二十八人、立民十二人、国民五人、公明八人、共産十人、維新一人、市民ネット一人、無所属四十人。

 現有五十一議席で過半数を握る自民は四十七人を公認、六人を推薦し、ほぼすべての選挙区で候補者を擁立。すでに県の南部や東部の一人区を中心に、十九人が無投票で当選を決めた。

 選挙中の複数区の多くで一人以上の当選が有力なうえ、当選したら自民会派入りを希望する無所属候補もいて、過半数の四十八議席を超えるのは確実な情勢。八つある常任委員会すべてで委員の半数以上を占める「安定多数」の五十四議席に向けて、上積みを目指す。

 旧民進党が分裂したうち、立民は現職八人、元職一人、新人四人の計十三人を公認。現有八議席から二けたの議席の獲得を視野に入れる。一方、現有九議席の国民は現職八人の公認、現新二人の推薦にとどまる。選挙後は第二会派争いが焦点になりそうだ。

 公明は現職七人、新人一人の計八人が出馬。全員当選により、議案提出権がある八議席の維持に注力する。改選前に五議席だった共産は十人を擁立。定例会ごとに代表質問できる五議席から、議案提出権がある八議席を視野に入れる。

 維新は前回七人が出て二人当選したが、今回は元職一人が出馬。市民ネットは、現職二人のうち一人が引退して一人が離脱、新人一人が立候補した。ともに議席を守れるか注目される。社民は現職一人が無投票当選を決め、一議席を維持している。 (村上豊)

 

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