県議選の投票率は36・26%で、過去最低だった前回(37・01%)を0・75ポイント下回った。全四十二選挙区のうち四割にあたる十七選挙区が無投票となって県内全体の盛り上がりに欠け、選挙があった区でも有権者の関心が高まらなかった。
県議選の投票率は一九九一年以降、50%を下回り40%台で推移してきたが、前回は初めて30%台に落ち込んだ。一昨年三月の知事選が31・18%、同年十月の衆院選が49・89%で初の50%割れとなった。
投票率をアップさせようと、県選管は都市部の家族連れや、県議選で初めて投票する十八、十九歳ら若年層の対策に注力。大型商業施設での体験型イベントや、ユーチューブの広告など初の試みも打ち出した。
期日前投票者数は、無投票の選挙区を除く二十五選挙区で三十五万七百一人。無投票区が一減の十七選挙区となり前回と単純比較できないが、六万五千六百五十三人(23%)増加した。
多くなったのは、船橋市が七千六百六人増の四万六百一人、八千代市は七千二百六十三人増の一万八千九百四十九人。期日前投票所は百二十カ所設けられ、前回より十九カ所多かった。 (村上豊)
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