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県議選 自民、過半数を維持 女性13人、初の2けた

5選を果たし、支持者らと万歳三唱する臼井さん(中)=千葉市美浜区で

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 統一地方選前半戦の県議選(定数九四)と千葉市議選(定数五〇)は七日、投開票された。県議選では、自民が推薦を含め、無投票当選の二十人と合わせて四十八人が当選し、過半数(四十八議席)を維持した。旧民進から分裂した立民は議席を八から十に伸ばし、国民は九から六に減らした。公明は八人全員が当選して現有議席を確保し、共産は改選前の五人から二人に。維新の元職は落選、市民ネットの新人は当選。社民は無投票で一議席を守った。県議選の投票率は36・26%(前回37・01%)で過去最低だった。 (村上豊)

 県議選は、条例改正による区割りの変更で選挙区が四、定数が一少なくなった。すでに十七選挙区の二十五人が無投票で当選。残り二十五選挙区の六十九議席を百五人が争った。議会で単独過半数を握る自民を、野党勢力がどこまで切り崩せるかが焦点だった。

 現有五十一議席の自民は公認四十七人、推薦六人の計五十三人を擁立。当選したら自民会派入りを希望する無所属候補もいる。過半数や現有議席の維持に加え、八つある常任委員会すべてで委員の半数以上を占める「安定多数」の五十四議席を視野に入れていた。

 立民は現職八人、元職一人、新人四人の計十三人を公認。現有八議席から二けた以上の議席の獲得をうかがっていた。一方、現有九議席の国民は現職八人を公認、現新二人を推薦して戦った。

 公明は現職七人、新人一人の計八人が出馬。全員当選で、議案提出権がある八議席が目標。改選前に五議席だった共産は十人を擁立した。定例会ごとに代表質問できる五議席から議案提出権の獲得を見据えた。

 維新は前回七人が出て二人当選したが、ともに他の党へ。今回は激戦区の船橋市で元職一人が出馬して議席の獲得を狙った。市民ネットは現職二人のうち一人が引退して一人が離脱。佐倉市から新人一人が立候補した。社民は現職が無投票当選し議席を守った。

 女性は出馬した十九人のうち十三人が当選。前回選の九議席を上回り、初めて二けた台となった。

 選挙戦では、子育て支援や医療・介護、地域振興といった問題を争点に、各候補が舌戦を繰り広げた。

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