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4市長選、16市議選 あす告示

船橋市議選(定数50)に向けて設置されたポスター掲示板。80区画分が用意された=同市で

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 統一地方選の後半戦は14日、佐倉、習志野、流山、白井の4市長選と16市議選が告示される。16日には鋸南町長選と5町議選が告示。市長・市議選と合わせて21日に投開票される。 (村上豊)

 市議選が行われるのは、銚子、市川、船橋、館山、木更津、成田、佐倉、習志野、勝浦、流山、鎌ケ谷、浦安、印西、白井、富里、山武の各市。いずれも定数を上回る人数が出馬準備中で、選挙戦が予想される。

 定数は今回から銚子、山武、勝浦の三市議選で削減された。船橋市では定数五〇に六十人が、市川市では定数四二に五十七人が、佐倉市では定数二八に四十二人がそれぞれ出馬の動きをみせている。 

■流山市長選 現新一騎打ちか

 流山市長選には、いずれも無所属で五選を目指す現職の井崎義治さん(65)と新人で元市議の徳増記代子さん(66)が立候補を表明している。

 井崎さんはつくばエクスプレスの沿線人口増を背景に「住み続ける価値の高いまちを確立する」と市政の継続を訴える。徳増さんは小中学校や保育園の増設、救急医療の支援拡充など福祉の充実を掲げ、「市政を変える」と主張する。

 井崎さんを自民、公明の地元支部が支持、共産が徳増さんを推薦する。選挙人名簿登録者数は十五万四千六百十三人(三月二十八日現在)。 (林容史)

■佐倉市長選 4人が立候補準備

 佐倉市長選では、いずれも無所属で、四選を目指す現職の蕨和雄さん(69)=自民推薦=と、新人の弁護士清田乃り子さん(66)、新人の自民党県議西田三十五さん(54)、新人の市議望月圧子さん(54)の四人が立候補の準備を整えた。

 福祉施策や防災対策などの実績を強調する蕨さんに対し、清田さんは公民館の有料化など市民への負担押し付け、西田さんは四車線化が手付かずの国道51号など不十分な道路整備、望月さんは市議会との対立や確執など、現市政の問題点を挙げ改善を訴えている。

 選挙人名簿登録者数は十四万八千三百九人(七日現在)。 (小沢伸介)

■習志野市長選 現新2人の争いか

 習志野市長選は、三選を目指す無所属現職の宮本泰介さん(46)=自民、公明推薦=と、無所属新人の元市議である垣内常子さん(61)が立候補する見通し。

 昨年十二月に再選出馬を表明した宮本さんは「やさしさでつながる街」をキャッチフレーズに、教育、福祉、都市基盤の充実や安全安心な街づくりを訴える。

 垣内さんは「現市政は市民の声を聞かない」と三月に名乗りを上げた。消費税率の10%反対や市長給与の50%返上、公共施設統廃合計画の廃止などを掲げる。

 選挙人名簿登録者数は十四万二千五百十九人(三月二十八日現在)。二〇一五年の前回市長選の投票率は46・57%だった。 (保母哲)

■白井市長選 初の無投票見込み

 白井市長選には、新人で前市総務部長の笠井喜久雄さん(59)が「持続可能な街づくりを進める」などとして、無所属での立候補を表明している。現職の伊沢史夫市長=二期=は昨年十一月、今期限りでの引退意向を表明している。

 二〇〇一年の市制施行以来、過去四回の市長選は、いずれも複数の候補による争いとなったが、今回は笠井さん以外、出馬の動きはなく、初の無投票になるとみられる。選挙人名簿登録者数は五万一千三百八十六人(三月二十八日現在)。 (堀場達)

 

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