東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 統一地方選2019 > 千葉 > 記事一覧 > 記事

ここから本文
写真
 

勝浦市議選で「同姓同名」対決 現新、住所で区別へ

 千葉県勝浦市議選(定数一五)では、立候補を届け出た十七人の中に“同姓同名”の現職と新人の計二人が含まれる珍しい事態になった。ともに六十代男性。有権者の混同を避けるため、市選挙管理委員会は投票所に掲げる名簿に全候補者の番地を除く自宅住所を記載する。この二人は自分のポスター、ビラに自宅住所を併記した。

 市選管によると、二人は普段使う氏名の漢字、読み方が全く同じ。いずれも元市職員で、上司と部下だった時期もあり、退職時の肩書は同じ都市建設課長。戸籍上は名前の漢字が一字異なるが、市議選は二人とも同じ読み方の平仮名で活動する。ポスターなどには、いずれも名字を漢字で、名前を平仮名で表記し、有権者は区別が難しい。

 二人は有権者に「投票用紙に住所も書いて」と訴え、区別してもらいたい考えだ。取材に対し、二人はそれぞれ「書き間違いで自分の票が相手に流れるかも」「政策を丁寧に訴え、きちんと投票してもらうしかない」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】