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米オスプレイ定期整備「ルールの順守を」 木更津市議選候補に反対団体アンケート

 二十一日投開票の木更津市議選(定数二四)に絡み、陸上自衛隊木更津駐屯地で進む米軍輸送機オスプレイ定期整備に反対する市民団体「オスプレイ来るな いらない住民の会」(吉田勇悟会長)は、立候補者に行ったアンケート結果を公表した。防衛省に積極的な情報公開と安全ルール順守を求める意見が目立った。

 同会によると、アンケートは告示直前に一週間かけ、今回立候補した二十八人のうち二十三人に郵送などで実施。書面とメール方式で十一人から回答が寄せられた(回答率47・8%)。質問は九項目からなり、「そう思う」「そうは思わない」「その他(意見)」「無回答」の四択で回答を求めた。

 このうち(1)オスプレイの整備計画に関する概要説明(2)試験飛行の事前公表など「覚書」の順守(3)潮干狩り期間中は飛行を行わない−を防衛省に求めるかとの質問には、いずれも九人が「そう思う」と回答した。

 定期整備が沖縄の負担軽減になるか、との問いには「そう思う」「そうは思わない」が四人ずつと回答が割れた。理由は定かでない。同会の野中晃事務局長は「オスプレイを受け入れるため、市は最近、沖縄の負担軽減を口にするようになっているので、設問として設けた」と話す。その上で、野中事務局長は「ふだんは無関心を装っている議員が多い中、しっかり意見を述べてくれたことはありがたい」と評価した。 (山田雄一郎)

 

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