習志野市長選は、いずれも無所属で、3選を目指す現職の宮本泰介さん(46)=自民、公明推薦=と新人で元市議の垣内常子さん(61)が立候補した。2人の横顔を紹介する。 (保母哲)
◆たまの休日にカフェ巡り
宮本泰介(みやもと・たいすけ)さん(46) 無現<2>=自公
二十六歳で市議に初当選し、三期務めた後、市長に転身。市の人口は約十年後から減少に転じるとの予測があるとして、「財源を確保しながら、持続可能な文教住宅都市として発展させるためには、私しかいない」と三選出馬を決意した。
この二期八年は主に行財政改革や公共施設の再生に力を入れてきた。「多くの市民の理解を得ている」と話しながら、「行改はまだ道半ば。さらに充実を」。
好きな言葉は論語の「朋(とも)有り遠方より来たる」の一節。「これまでいろんな人に巡り会い、支えてもらったから」。好物はコーヒーとスイーツで、たまの休日にカフェ巡りを楽しむ。
◆健康維持に自転車多用
垣内常子(かきうち・つねこ)さん(61) 無新
自宅近くに歩道がなかったり、身近な公共施設が統廃合されることに、「子どもやお年寄りたちの声に沿った市政に変えないといけない。国際人権規約にも違反している」と憤る。
長野県出身で、「子育てに良い環境を」と一九九五年、東京都内から習志野に引っ越した。七九年からは看護師として病院などで働き、育児にも奔走。九九年から市議一期を務め、二〇一五年には東京都台東区長選に出馬した。
健康維持を兼ね、自転車で市外まで買い物に出掛けている。子ども時代に親しんだスキーが好きだが、「忙しくて、何年も滑っていない」と笑顔を見せた。
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