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低投票率 歯止めかかるか 3市長、19市町議選 あす投開票

 統一地方選の後半戦となる佐倉、習志野、流山の三市長選と十九市町議選が二十一日、投開票される。選挙結果の大勢は、同日深夜から二十二日未明に判明する見通し。佐倉市長選は現新四人による激戦で、習志野、流山の両市長選は現新一騎打ちの構図となっている。

 市議選が行われるのは、銚子、市川、船橋、館山、木更津、成田、佐倉、習志野、勝浦、流山、鎌ケ谷、浦安、印西、白井、富里、山武の計十六市。総定数四〇九に五百三人が立候補している。

 酒々井、横芝光、長南の三町議選では総定数四五に対し、五十二人が争っている。白井市長選と鋸南町長選、鋸南、多古の二町議選は無投票だった。

 二〇一五年の前回統一選で、県内の平均投票率は四市長選(鋸南町長選が無投票)で48・01%、二十市町議選(酒々井町が無投票)で43・39%。いずれも過去最低で、首長選では初めて50%を割り込んだ。低い投票率に歯止めがかかるかも注目される。 (村上豊)

◆流山市長選

 流山市長選は、五選を目指す無所属現職の井崎義治さん(65)と、無所属新人で元市議の徳増記代子さん(66)の争いとなっている。井崎さんを自民、公明の地元支部が支持、徳増さんを共産が推薦する。

 井崎さんは「人口が減らない、選ばれるまちづくり」を目標に子育て、教育環境の充実を訴える。徳増さんは「市政の転換」をスローガンに、小中学校の適正設置、保育園の増設などを公約に掲げる。

 投票は午前七時〜午後八時に市内四十五カ所で行われ、午後九時からキッコーマンアリーナで即日開票される。選挙人名簿登録者数は、十五万四千五百九十六人(十三日現在)。

◆習志野市長選

 習志野市長選は、三選を目指す無所属現職の宮本泰介さん(46)=自民、公明推薦=と、無所属新人で元市議の垣内常子さん(61)の争い。

 宮本さんは二期八年の実績を挙げながら「将来世代に過度な負担をかけないよう、さらに市の行財政改革を進める」。垣内さんは看護師などの経験から「子どもや高齢者ら社会的弱者の声を市政に取り入れる」と訴えている。

 投票は市内二十五カ所で午前七時〜午後八時に行われ、午後九時から袖ケ浦体育館で即日開票される。選挙人名簿登録者数は、十四万二千四百五人(十三日現在)。 (林容史、保母哲)

 

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