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水戸市長選 弁護士の谷萩さん出馬表明 現職と一騎打ちの公算

 元日弁連副会長で弁護士の谷萩陽一さん(62)が二十九日、水戸市長選(四月十四日告示、二十一日投開票)に無所属で立候補すると表明した。

 既に立候補を表明している現職の高橋靖市長(53)と一騎打ちになる公算が大きい。

 市は、日本原子力発電東海第二原発(東海村)の再稼働に同意が必要な協定を結ぶ六市村の一つ。市内で会見した谷萩さんは「東京電力福島第一原発事故で原発は危険だと体験したし、市民全員が逃げられる避難計画は作れない」と反対を鮮明に打ち出し、高橋市長の態度が明確でないとして争点にしたい考えだ。

 三十五年間弁護士として活動し「社会的に弱い人に寄り添い、救済に取り組んできた経験を市政に生かしたい」と抱負。市が進める新市民会館計画については「建設費が高いなど数々の問題や批判があり、このまま進めてはならない」と白紙に戻す方針を示した。

 谷萩さんは水戸市出身。水戸翔合同法律事務所の所長で、再審無罪が確定した「布川事件」の国家賠償請求訴訟では弁護団長を務めている。 (山下葉月)

 

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