統一地方選で水戸市、取手市、五霞町の三市町長選と十四市町村議選、茨城町議補選が二十一日、投開票される。三市町長選は、いずれも現職と新人の一騎打ちとなり、激しい舌戦を繰り広げている。十四市町村議選と茨城町議補選は、二百八十九議席を三百四十三人で争う。
水戸市長選は、いずれも無所属で、新人の弁護士谷萩陽一さん(62)=共産推薦=と、三選を目指す現職の高橋靖さん(53)が激突。東海村の日本原子力発電東海第二原発の再稼働問題や、建設が計画されている新市民会館の是非などで論戦が展開されている。
取手市長選は、いずれも無所属で、新人の元市議竹原大蔵さん(42)と、現職の藤井信吾さん(59)が火花を散らす。三期十二年にわたる藤井市政に対する評価が焦点だ。
五霞町長選は、いずれも無所属で、四選を目指す現職の染谷森雄さん(72)=自民推薦=に、新人で元副議長の板橋英治さん(41)が挑む。ベテランの実績か、刷新への期待かが問われる。
水戸市議選の立候補者数は、出馬していた無所属現職の村田進洋さん(74)が死去したことに伴い三十四人(定数二八)となった。ほかの市議選は、日立市で三十一人(定数二八)、土浦市で三十一人(定数二四)、古河市で二十七人(定数二四)などとなっている。(越田普之、宮本隆康)
この記事を印刷する