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きょう投開票 水戸市長選最後の訴え 新市民会館、東海第二争点

市民と握手を交わす候補者=水戸市で

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 統一地方選の水戸市長選が二十一日、投開票される。新市民会館計画や日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村)の再稼働の是非、中心市街地の活性化策などが争点になっている。ともに無所属で、新人の谷萩陽一さん(62)と現職で三選を目指す高橋靖さん(53)は選挙戦最終日の二十日、最後の訴えに市内を走り回った。 (山下葉月)

 谷萩さんは午後、新市民会館建設予定地近くの京成百貨店で熱弁をふるった。

 新市民会館の事業費を膨大とし、「計画を白紙に戻し、安い費用で造るべきだ」と強調した。

 東海第二原発の再稼働については、実行性のある避難計画の策定が困難とし、「再稼働に反対して市民を守る」と訴えた。このほか、路線バスなどでの移動が不便な市民を送迎するデマンドタクシーの導入を掲げ、支持を呼びかけた。

 高橋さんは午前、市内の商店街でマイクを握り、高校生までの医療無料化や待機児童ゼロなどを訴えた。

 東海第二原発の三十キロ圏に入る水戸市は、再稼働する際、同意が必要な協定を原電と結んだ周辺六市村の一つになる。高橋さんは「科学より市民感情を優先する。住民理解のない再稼働は絶対に認めない」と強調。市民の意思をくみ取るため、万単位で市民の意見を聞き取り、是非の判断の参考にするとした。

 投票は午前七〜午後七時、市内七十五カ所で行われ、午後八時から市総合運動公園体育館で即日開票される。

 

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