水戸市長選で三選が決まった高橋靖さんが午後八時十五分ごろ、市内の会場に現れると、拍手で出迎えられた。高橋さんは「重く重く受け止めている。公約実現のために動きます」と抱負を述べた。
東海第二原発について、原電は再稼働させる方針を示し、事故対策工事に着手。高橋さんは「なし崩し的に物事が進まないよう、チェックする」と、原電の動きを牽制(けんせい)した。
再稼働の是非を判断する際、高橋さんは市民意向を確認することを重視するとした。報道陣の取材に対し「市民の気持ちを把握するために、必要な調査やアンケートをする」ことを表明した。
具体的な時期や手法は未定とした上で「有識者会議や事故対策工事の進捗(しんちょく)、市民の声など総合的に判断して手法を決め、しかるべき時に調査をする」と述べた。 (山下葉月)
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