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県議選告示 10選挙区で舌戦始まる

出陣式で、支持者らと気勢を上げる候補者(中)=宇都宮市で

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 統一地方選の前半戦となる県議選(定数五〇)が二十九日、告示された。十六選挙区に戦後最少タイの六十四人が立候補を届け出た。足利市など六選挙区は無投票となり、十一人が当選を決めた。四月七日の投票日に向けて、残る十選挙区で県の課題や将来像をめぐり舌戦が始まった。 (北浜修)

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 候補者の党派別の内訳は、自民三十六人、立憲民主六人、国民民主一人、公明三人、共産三人、無所属十五人。国政と同様に県議会で圧倒的多数を占める自民が、「一強」の様相をさらに強めるのか、他党が勢力を伸ばすのかが焦点の一つだ。

 現職は四十五人、元職は三人、新人は十六人。女性は前回と同じ八人。候補者数は二〇〇七年と同数で戦後最少となった。

 足利市選挙区が無投票となるのは戦後初めて。このほか、壬生町選挙区が現在の区域になってから三回連続で、那須烏山市・那珂川町、下野市、芳賀郡の三選挙区が二回連続で無投票となった。大田原市選挙区も無投票となり、無投票当選者が全議席に占める割合は22%に上る。

 選挙戦に突入した選挙区では、宇都宮市・上三川町選挙区(定数一三)に十五人が立候補した。五つの政党が公認候補を擁立し、無所属の現職、元職、新人が名乗りを上げた。

 那須塩原市・那須町選挙区は、七人が四議席を争う激戦となる。

 佐野市選挙区(定数三)は八年ぶりに選挙戦となった。自民現職二人と無所属現職一人に、無所属新人が挑む。

 立候補の届け出を済ませた候補者らは出陣式に臨み、一斉に街頭へと繰り出した。人口減少や地域活性化など県が抱えるさまざまな課題について主張し、有権者に支持を呼びかけた。

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