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県議選 自民、現職落選も過半数 立民も現職2人が落選

宇都宮市体育館で行われた開票作業

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 統一地方選の前半戦となる県議選(定数五〇)は七日、十選挙区で投開票された。無投票となった選挙区での当選者を含め、県議会最大会派の自民が過半数を維持した。結党以来初の統一地方選だった立憲民主は現職二人が落選し、告示前の五議席を減らすことが確実になった。県選挙管理委員会によると、投票率は40・44%で、前回を3・70ポイント下回り、過去最低となった。十選挙区では、五十三人の候補者が三十九の議席を争った。 (北浜修)

 県議選の投票率は一九七九年以降、実施のたびに過去最低を更新しており、今回も低下に歯止めがかからなかった。各党で主張が二分されるような大きな争点がなく、盛り上がりに欠けたとの見方もあった。

 自民は現職の落選が相次いだ。栃木市選挙区では、増山敬之さんが落選。八年ぶりの選挙戦となった佐野市選挙区では、亀田清さんが涙をのんだ。一方で、栃木市選挙区の平池紘士さんら新人も当選を果たし、過半数を確保した。告示前には三十一議席を持っていた。

 十選挙区の候補者計五十三人は現職三十四人、元職三人、新人十六人。党派別では自民二十七人、立民五人、国民一人、公明三人、共産三人、無所属十四人。

 宇都宮市・上三川町選挙区は定数一三に対して十五人が出馬し、少数激戦となった。五つの政党が候補を立て、無所属の現職、元職、新人が争った。

 県議選では、自民が引き続き過半数を維持し、国政と同様に「一強」の状況を強めるのか、自民に次ぐ勢力の立民など他党や無所属の候補者が巻き返すのかが焦点となっていた。

 各候補者らは、人口減少社会を念頭に子育て支援や医療福祉の充実、防災対策の整備などを訴え、支持を呼びかけた。

 

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