今回の県議選の投票率は、過去最低だった前回の44・14%をさらに下回る40・44%と低迷、一九七五年から十二回連続で下がった。
陣営関係者には、政党間で主張の違いがはっきりしている大きな争点がなかったほか、候補者が戦後最少タイの六十四人にとどまったことなどが影響したとの見方もある。
前回に続いて選挙戦となった九選挙区のうち、四議席を七人で激しく争った那須塩原市・那須町は40・05%で前回を0・67ポイント上回ったが、残る八選挙区は、いずれも下回った。自民の現職と新人、立憲民主現職の三人が接戦を展開した定数二の日光市は46・84%で0・09ポイント下がった。
最も投票率が高かったのは矢板市で54・92%。最も低かったのは宇都宮市・上三川町で35・17%だった。
男女別では、男性40・65%、女性40・23%と大きな差はなかった。 (高橋淳)
この記事を印刷する