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自民31維持、議会主導へ 立民5→3、後退目立つ

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 統一地方選の前半戦となる県議選(定数五〇)は八日午前零時すぎに選挙戦となった全十選挙区の得票数が確定し、新しい県議の顔ぶれが決まった。自民は告示前と同じ三十一議席を維持し、最大勢力として引き続き議会運営を主導する。立憲民主は三人の当選にとどまり、二議席減らした。現職七人が涙をのんだ一方、前回より三人多い十人の新人が初当選を果たした。 (北浜修)

 国民は一人、公明は三人、共産は一人が当選し、告示前と同数を守った。

 自民は各選挙区に擁立した新人六人が全員当選したが、現職の落選が相次ぐ波乱もあった。目標としていた三十一議席からの上積みはできなかったが、地力を見せた。

 結党後初の統一地方選に臨んだ立民は、宇都宮市・上三川町選挙区で新人がトップ当選。しかし、福田昭夫県連代表のお膝元である日光市など二選挙区で現職二人が苦杯をなめ、両選挙区で自民の議席独占を許した。各党が議席数を維持する中で、後退ぶりが目立った。

 公明は現職三人が手堅く議席を維持し、国民と共産も現職が宇都宮市・上三川町選挙区で、それぞれ唯一の議席を死守した。

 無所属は現職七人、元職一人、新人三人が当選。今後の会派入りの動きが、勢力図に影響を与えるかが注目される。

 女性当選者は告示前と代わらず六人。党派別では自民二人、共産一人、無所属三人だった。当選した五十人の平均年齢は五六・二六歳となり、前回と比べ〇・九二歳上がった。

 定数三に四人が立候補した佐野市選挙区は大接戦となった。三番目に当選した候補者と落選した候補者の差はわずか三十九票だった。

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