統一地方選の後半戦となる那須塩原市長選や芳賀町長選、宇都宮、足利など五市の市議選、四町の町議選が二十一日、投開票される。那須塩原市議補選を含めた十二の選挙で、有権者の審判が下される。
市長死去に伴い急きょ統一地方選に組み込まれた那須塩原市長選は、元市議会議長の君島一郎さん(63)と、元参院議員の渡辺美知太郎さん(36)が出馬し、無所属新人の一騎打ちとなっている。両候補とも保守層を支持基盤とするが、自民県連はどちらも推薦を見送るなど、保守分裂の構図となった。
君島さんは死去した君島寛市長の市政継承を強調する。渡辺さんは若さと国政経験などをアピールする。
芳賀町長選は、再選を目指す無所属現職の見目匡さん(67)と、無所属新人で元町議の水沼孝夫さん(57)が争う。
両候補は、町と宇都宮市を結ぶ次世代型路面電車(LRT)事業には積極姿勢。見目さんは事業が動きだしていることを実績と強調し、推進を主張する。水沼さんは沿線の開発や、人口減対策として住宅地の拡大などを掲げる。
市議選は宇都宮、足利、小山、真岡、矢板の五市である。宇都宮市は、定数四五に五十七人が出馬し、混戦模様。足利市は定数二四に二十六人が立候補し、少数激戦となっている。
町議選は茂木、市貝、芳賀、野木の四町である。茂木町議選は定数一四に十五人が出馬し、十二年ぶりに選挙戦に入っている。 (北浜修)
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