四月の統一地方選で行われる東村山市長選で、新人で武蔵野美術大教授の志田陽子さん(57)が五日、無所属で立候補すると表明した。既に、現職の渡部尚(たかし)さん(57)が四選を目指して出馬表明している。
市内で記者会見した志田さんは、安全保障関連法に反対する市民らの要請を受け、決意したと説明。「研究者として憲法や民主主義を考えてきたのと方向性は同じ。本気でやる人権保障と民主主義をスローガンにする」と語った。現市政については「市民の意見が届きにくい」と指摘した。
早稲田大大学院博士課程修了後、二〇〇〇年に武蔵野美術大造形学部助教授になり、〇二年から現職。専門は憲法。 (服部展和)
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