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大田区長選 松原さん4選 多選批判超え

 現職に新人2人が挑んだ大田区長選は、自民、公明の推薦を受けた無所属現職の松原忠義さん(76)が4選を果たした。自らが提案した、区長の任期を連続3期までとする「多選自粛条例」を撤回して出馬。3期12年の実績をアピールし、有権者に理解を求めた。

 大田区は、日本の玄関口・羽田空港を抱え、多くの町工場が集まるものづくりのまちでもある。羽田空港の沖合展開に伴う跡地開発が進み、東急蒲田駅と京急蒲田駅をつなぐ新空港線(蒲蒲線)の実現に向け、整備主体の第三セクター設立の動きも進んでいる。松原さんは期間中、「21世紀の礎を築いていく選挙。実行力のある、経験のある人を選んでほしい。いままでやってきた私以外に絶対できない」と訴えてきた。

 立民、共産、自由、社民の推薦を受けた東大名誉教授で無所属新人の神田順さん(71)と元区議で無所属新人の岡高志さん(43)は「トップダウンで物事が決まる」「区政が硬直化している」などと多選の弊害を指摘し、区政刷新を訴えたが及ばなかった。

 松原さんは公務のため、夕方に区内の事務所で、支援者に当選の報告を行う予定。

 

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