東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 統一地方選2019 > 東京 > 記事一覧 > 記事

ここから本文
写真
 

江東区長選 山崎さん4選 東京五輪控え

江東区長選で4選を決め、支持者らに拍手で迎えられる山崎孝明さん=東京都江東区で、22日

写真

 江東区長選で、無所属現職の山崎孝明さん(75)が4選を果たした。ともに無所属新人の吉田年男さん(71)と遠藤洋平さん(39)の挑戦を退け、「前回の得票を上回り、区民の『頼むぞ』という思いと受け止める。期待に応えるべく、区民のために世界に誇れる区をつくりあげていく」と抱負を述べた。

 山崎さんは自民、公明の推薦を受けた。選挙戦では、23区で最多となる10カ所の競技会場を抱える東京五輪・パラリンピックについて「レガシー(遺産)を次の世代に生かさないといけない」と主張。都議時代に招致議員連盟会長を務めて思い入れも深く、「大会後に区民がいい街になったと感じられるように」と訴えた。

 公約に子育て環境の充実や災害対策、全小中学校体育館への冷暖房設置などを掲げたほか、区の悲願とされる地下鉄有楽町線の延伸(豊洲−住吉間)も盛り込み、「前進させたい」と訴えた。

 共産の推薦を受けた吉田さんは区政転換による住民福祉の充実を掲げ、遠藤さんはしがらみのない立場からの行政改革を訴えたが、3期12年の実績をアピールした山崎さんに及ばなかった。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】