東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 統一地方選2019 > 東京 > 記事一覧 > 記事

ここから本文
写真
 

江戸川区長選 斉藤さん初当選 現職後継指名

江戸川区長選で初当選を確実にし、支持者と笑顔で握手する斉藤猛さん(右)=東京都江戸川区で、22日

写真

 無所属新人の三つどもえとなった江戸川区長選は、元区教育長の斉藤猛さん(56)=自民、公明推薦=が、共産党都委員会職員の沢田俊史さん(68)=共産推薦=らを破り、初当選した。

 午前十時すぎ、区役所近くの事務所に当選確実の知らせが伝わった。斉藤さんは支持者を前に「きょうがスタート。誰もが安心して暮らせて、夢や希望があふれる江戸川区をつくっていく」と抱負を語った。日に焼けた表情で目を潤ませながら花束を受け取った。

 選挙戦では、福祉の充実や災害に強い街づくりを掲げ、「今の区政を引き継ぎ、時代に合った新しい江戸川区を目指す」と訴えた。知名度不足を補うために区内全域で街頭に立ち、各連合町会の支援も得て着実に票を積み重ねた。

 区教育長だった昨年八月、五期二十年務めて今期限りで引退する多田正見区長から後継指名を受けた。責任の重さに悩んだが、「区の発展につながるのなら」と決断した。多田区長も、自身が区教育長だった一九九九年に当時の区長から後継指名を受けて立候補し、初当選している。これで二代続けて教育長が区長に就任する形となった。

 沢田さんは「福祉や教育、文化の江戸川区に転換する」と区政の刷新を主張したが、出馬表明が告示五日前と出遅れ、及ばなかった。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】