今回は、男女の候補者数をできる限り均等にするよう政党に努力を求める「政治分野における男女共同参画推進法」の制定後、初の統一地方選。多摩地域の二十市議選では計四百八十五人が当選し、このうち女性は百五十人(30・9%)と、前回は下回った三割をわずかに超えた。
党派別の女性当選者は無所属三十七人、公明三十一人、共産二十九人、生活者ネット二十二人、立憲民主十六人。生活者ネットは全員が女性で、ほかに三割を超えたのは共産42・6%、立民39・0%、公明32・6%など。自民は七十七人のうち六人(7・7%)にとどまった。
年代別では、五十代が百八十二人で最多。二十代はいずれも新人の五人で、共産二人、社民、都民ファ、無所属各一人だった。
当選者の75%が現職だったのに対し、落選者の72%が新人。現職の強さが浮かんだ。 (松村裕子)
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