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聖火 リオに到着

リオデジャネイロ市に到着した聖火を手に笑顔のパエス市長=3日(共同)

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 【リオデジャネイロ=北島忠輔】ブラジル各地を回っているリオデジャネイロ五輪の聖火が三日、リオ市内に到着した。五日夜(日本時間六日朝)の開会式まで、巨大なキリスト像が立つコルコバードの丘や観光客でにぎわうコパカバーナ海岸など市内を走り、開幕まで秒読み段階に入ったリオの街を盛り上げる。

 聖火は対岸のニテロイ市からヨットで出発し、海軍学校に着岸した。三日は旧市街を走る予定で、沿道では市民やサンバ隊などが待ち受けていた。開会式でマラカナン競技場の聖火台に点火した後、多くの人の目に触れるように旧市街にある観光名所カンデラリア教会の正面に移される。

 聖火は五月三日に首都ブラジリアを出発。リオに到着するまで約三カ月間に一万二千五百人のランナーがつないで三百二十四都市を巡回した。今月二日にはニテロイ市で教員ら約二百人が五輪への抗議デモを行い、ルートを変更するなど、トラブルが続いている。

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