紙面から(パラリンピック)

陸上400リレー銅 「最高。みんなの気持ちが一つに」

男子400メートルリレー決勝銅メダルを獲得し日の丸を手に歓喜する(左から)第1走者の芦田創選手、第2走者の佐藤圭太選手、第3走者の多川知希選手、アンカーの山本篤選手=田中久雄撮影

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 「最高です。みんなの気持ちが一つになった」。陸上男子400メートルリレーを日本新記録で走り、銅メダルを取った日本。アンカーで走者四人の最年長、山本篤選手(34)=スズキ浜松AC=が歓喜の声を上げた。

 八月に入って走者の順番を決め、北海道と米国の合宿で特訓。リオデジャネイロに入ってからも、バトンの代わりになる体へのタッチをスムーズに行う練習を繰り返した。「自分たちの個人種目だけではなくて、リレーでも勝ちに行こう」と約束し合った。

 第二走者の佐藤圭太選手(25)=トヨタ自動車=が勢いをつけ、最も重要な第三走者で最速の多川知希選手(30)=AC・KITA=が順位を上げた。

 一着の米国が反則となって舞い込んだ銅メダルだが「メダルはメダル。うれしいです」と山本選手は満面の笑み。佐藤選手も「結果が出なくて苦しい時期もあったが、本番で力を出せてよかった」と充実感をにじませた。 (伊藤隆平)

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