紙面から(パラリンピック)

マラソン・堀越4位 悔し涙 後半ついていけず

男子マラソン4位でゴールする堀越信司=田中久雄撮影

写真

 「スタミナ、経験…。敗因を挙げればきりがない。悔しい」。陸上男子マラソン(視覚障害)で4位になった堀越信司(28)はレース後、泣き崩れた。

 終盤までペースを抑え、上位勢が暑さで疲れてきたら追い上げる−。作戦通り、中盤すぎまで岡村正広(46)と並走したが、岡村がスピードを上げると、ついていけなかった。2012年ロンドン・パラリンピックの5000メートルは「これ以上ない走り」だったが、5位に終わった。マラソンは新たな可能性を求め、14年12月から取り組みだしたばかりだった。

 東京大会も当然出るつもりだ。「あと4年しかないけど、やるしかない」。世界との差を必死で埋めにかかる。 (荘加卓嗣、伊藤隆平)

※ご利用のブラウザのバージョンが古い場合、ページ等が正常に表示されない場合がございます。