紙面から(パラリンピック)

車いすテニス・上地 女子初の「銅」

 【リオデジャネイロ=本社取材団】リオデジャネイロ・パラリンピック第八日の十四日、車いすテニス女子シングルスで、開会式の旗手を務めた上地結衣(22)=エイベックス=が三位決定戦を制し、同競技女子で日本勢初となる銅メダルに輝いた。この日は競泳と自転車、陸上で計銀三個、銅二個を獲得し、日本勢のメダルは銀七、銅九の計十六個になった。

 競泳は男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)の木村敬一(26)=東京ガス=が首位と僅差で二位になり、三日連続で今大会三個目のメダルを手にした。

 自転車は女子個人ロードタイムトライアル(視覚障害)の健常者と組む「タンデム」で、鹿沼由理恵(35)=東京都町田市、楽天ソシオビジネス=が同競技女子初のメダルの銀を手にした。男子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C3)の藤田征樹(31)=日立建機=も銀だった。陸上は女子400メートル(切断などT47)の辻沙絵(21)=日体大=が三位だった。連覇を狙ったゴールボール女子の日本は、準々決勝で延長戦の末、中国に敗れた。

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