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東京都知事選

小池氏が出馬表明 自民都連側に支援求め

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 東京都知事選(七月十四日告示−同三十一日投開票)で、自民党衆院議員で元防衛相の小池百合子氏(63)が二十九日午前、国会内で記者会見し、立候補する意向を表明した。小池氏は「都政の信頼回復、山積する課題の解決のため、崖から飛び降りる覚悟で挑戦したい」と述べた。 

 会見では「自民党議員として出馬の決意を固めた。党のしかるべき方に相談した」と語り、党都連に支援を求める考えを示した。

 ただ、自民党内には、舛添要一前知事が「政治とカネ」の問題で辞職したため、国会議員以外の候補者を推す声が強い。都連関係者によると、都連会長の石原伸晃経済再生担当相が同日朝、電話で小池氏に出馬会見をしないよう求めたが、受け入れなかったという。

 小池氏は会見で、自民の支援が得られない場合の対応について、「これからの情勢を見極めたい」と述べるにとどまった。

 また、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックと次の都知事選の時期が重ならないよう、任期を三年半に区切ることを公約に挙げた。

 小池氏はニュースキャスターを経て、一九九二年の参院選で旧日本新党から初当選。九三年から衆院議員となり、当選八回。〇三〜〇六年に環境相、〇七年に防衛相を務めた。環境相時代は夏の軽装「クールビズ」を広めた。兵庫県出身。

 都連は週内の候補者決定を目指し、前総務事務次官の桜井俊氏(62)に出馬を要請する方針を固めている。

 

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