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東京都知事選

投票率59・73% 舛添氏問題など都政への関心高まる

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 三十一日投開票された東京都知事選の投票率は59・73%。過去三番目に低かった二〇一四年二月の前回選挙の46・14%を、13・59ポイント上回った。前回は大雪の影響で有権者の出足が鈍ったのに対し、今回は舛添要一前知事の政治資金流用など公私混同問題や辞職を巡る報道もあり、都政への関心が高かったとみられる。

 十日投開票の参院選で、改憲勢力が三分の二を超えた直後の首都の顔選び。分裂選挙となった自民党に対し、民進党や共産党など野党四党が共闘する構図となり、国政にも影響を与えるとして注目を集めた。期日前投票も好調で、都選管によると、過去最高の約百七十万人が投票し、前回を約七十万人上回っていた。

 これまでの都知事選で、投票率が最も高かったのは革新系の美濃部亮吉氏が保守系を破って再選した一九七一年の72・36%。過去最低は、鈴木俊一氏が圧勝で三選した八七年の43・19%だった。

 近年は50%台を推移することが多かったが、猪瀬直樹氏が当選した前々回一二年は、衆院選と同日選となったため62・60%と高かった。

 

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