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鳥越さん「十分戦い後悔ない」
ジャーナリストの鳥越俊太郎さん(76)は午後八時二十分ごろ、港区の事務所に姿を現した。支援者らを前に「率直に申し訳ないという気持ち。私は十分に戦い、皆さんも一緒に戦ってもらった。何の後悔もない」と頭を下げた。 改憲勢力が三分の二となった参院選の流れを止めたい。その思いから、告示二日前に出馬表明した。元日弁連会長の宇都宮健児さんが出馬を取りやめ、野党統一候補として選挙戦に臨んだ。 都政の具体的な政策がないまま選挙戦に突入。告示後に「住んでよし、働いてよし、環境によし」のスローガンと公約を発表する慌ただしさだった。 選挙戦後半はスローガンに「学んでよし」を加えたり、東京から二百五十キロ圏内の原発廃炉を電力会社に申し入れる考えを表明したりと、独自色を強めたが、支持を広げ切れなかった。
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