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東京都知事選

都議会自民、増田氏擁立を要請 小池氏意欲変わらず

 舛添要一前東京都知事の辞職に伴う都知事選(十四日告示−三十一日投開票)を巡り、自民党都議団は三日の議員総会で、前岩手県知事で総務相を務めた増田寛也(ひろや)氏(64)の擁立を同党都連に求める方針を決めた。都連は増田氏と、先に出馬表明した元防衛相で自民の小池百合子衆院議員(63)の二人を軸に擁立候補の最終調整をしている。

 自民都議団の宇田川聡史幹事長は総会終了後、「増田氏とともに都政を歩みたいと都連に申し入れることを決めた」と記者団に語った。東京二十三区の区長有志も、四日に増田氏と会談し出馬を要請する。

 増田氏は三日に出演した民放テレビ番組で、自身の擁立論について「実務能力を評価してくださったのなら光栄だ。今は都政、都民の抱えている問題の分析を一生懸命やりたい」と語り、出馬を検討する姿勢を示した。

 小池氏から都連に推薦依頼書が提出されたのを受け、都連会長の石原伸晃経済再生担当相は三日夜、党本部で谷垣禎一幹事長と会談。石原氏は会談終了後、五日に小池氏に会い、今後の対応を協議することを記者団に明らかにした。

 ただ、小池氏は党の支援が得られない場合でも、出馬する意向を明らかにしており、どう一本化を図るかが焦点になる。

 一方、民進党の候補者選びでは、同党都議の有志が元防衛副大臣の長島昭久衆院議員(54)に出馬を要請。これを受けて長島氏は三日、記者団に「重く受け止める」と語り、都連として都連会長の松原仁衆院議員に候補者の選定を一任したという。

 

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