東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 東京都知事選2016 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

東京都知事選

増田氏が出馬検討

 東京都知事選(十四日告示−三十一日投開票)を巡り、東京二十三区の区長会有志が四日午前、前岩手県知事で総務相を務めた増田寛也(ひろや)氏(64)と都内で会談し、立候補するよう要請した。増田氏は「重く受け止める。私の実務能力が都政の課題解決にお役に立てるかどうか、熟慮の上に決めたい」と語り、出馬を前向きに検討する意向を示した。

 区長会会長の西川太一郎荒川区長は、増田氏に「一刻も早く都政を正常化させたい。ぜひ出馬を決断してほしい」と求めた。関係者によると、先に出馬表明した元防衛相で自民党の小池百合子衆院議員(63)=東京10区選出=の地元の豊島、練馬両区を除く二十一区長が、増田氏への出馬要請に同意したという。

 増田氏は会談終了後、記者団に対し「都内の市町村長の話も聞きたい。今の都政の問題、都民の生活の問題をよく把握することに努めていく」と語った。

 増田氏を巡っては、自民党都議団も三日の議員総会で、「増田氏と共に都政を歩みたい」として、増田氏を擁立するよう党都連に申し入れることを決めた。

 小池氏からは党都連に推薦依頼書が既に提出されており、都連会長の石原伸晃経済再生担当相が五日に小池氏と会談した上で、都連としての対応を最終判断する見通しだ。

 ただ、小池氏は党推薦が得られない場合でも出馬する意向を明らかにしており、党内でどう一本化を図るかが焦点になる。

 

この記事を印刷する