東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 東京都知事選2016 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

東京都知事選

小池氏、今夕にも出馬会見 自民推薦待たず

 東京都知事選(十四日告示−三十一日投開票)に立候補を表明している元防衛相で自民党の小池百合子衆院議員(63)=東京10区選出=が、党の推薦が得られない場合でも出馬する意向を固め、六日夕にも記者会見して正式表明する。これに対し、党都連は前岩手県知事の増田寛也元総務相(64)の擁立に向け準備を始めており、擁立候補の一本化は難しい情勢になった。

 小池氏は六日午後、都内で、党推薦がなくても出馬するのかと記者団から問われ、「決意は固い。覚悟を決めて臨みたい。夕方にもその意思を明確にしたい」と語った。離党の考えはないという。

 小池氏は党都連会長の石原伸晃経済再生相と五日に会談し、推薦願を提出。石原氏が参院選終了後に結論を出す方針を示したのに対し、小池氏は「六日に結論を出したいと申し上げており、総合的に判断したい」と語っていた。

 党都連は、都知事が二代続けて「政治とカネ」で辞職した反省から、候補者選びでは国会議員を除外することを申し合わせていた。小池氏が党都連の了承を得ずに出馬表明したことへの反発も強く、自民党都議団は増田氏擁立を都連に申し入れる方針を決めている。

 

この記事を印刷する