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東京都知事選

石田氏、都知事選出馬に条件「野党統一候補なら」 民進、共産は前向き

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 東京都知事選を巡り、俳優の石田純一氏(62)が八日、都内で記者会見し「野党統一候補であるならば、ぜひ出させていただきたい」と語り、立候補に向けて民進、共産、社民、生活の野党四党による共闘を働き掛ける意向を示した。ただ、分散した場合は「少しでも力を結集するため、自分は出馬しない」とも述べた。 =会見の様子<30>面

 民進党の岡田克也代表は「素晴らしい方だと思う」と評価。共産党の志位和夫委員長は「全く同じ気持ちだ。ただ、誰を統一候補にするかは四党で話し合って合意点を得たい」と述べ、ともに前向きな姿勢を示した。

 石田氏によると、「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」「安保関連法に反対するママの会」など市民団体の有志から出馬要請があった。石田氏は「『地域に愛、子どもたちに夢を』という、平和で安心できる暮らしをもっと実現したい」と強調した。

 具体的な課題として、待機児童問題など子育てや、高齢化社会への対応に言及したほか、四年後の東京五輪・パラリンピックの開催経費について「都民生活を圧迫しないことが条件」と指摘。また、原発について「東京電力は炉心溶融さえ意識的に言わず、社会的責任がちょっと欠如している。再稼働をなし崩しにやるのは非常に偏った政策ではないか」と述べ、原発問題を議論する意向を示した。

 

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