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東京都知事選

増田氏が都知事選出馬へ 自民、小池氏と分裂選

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 東京都知事選(十四日告示−三十一日投開票)に、前岩手県知事の増田寛也元総務相(64)が立候補する意向を固めた。八日に都内の市長会有志から出馬要請を受け「(都政の課題について)どういう処方箋を描くのか、お示しできるようにしたい」と述べた。

 自民党都連は増田氏の擁立を目指しており、参院選投開票日の十日夜に所属国会議員らの会合を開いて基本方針を確認し、十一日午前に支援を正式決定する。これを受けて増田氏は十一日に記者会見し、出馬を正式表明する見通し。

 自民党では、元防衛相の小池百合子衆院議員(63)=東京10区選出=が、党推薦を得られない場合でも出馬する意向を示しており、増田氏との間で分裂選挙になるのは必至の情勢だ。

 小池氏は八日、都内で会見し「意志、情熱のある人が政策を提示し、有権者に選んでいただくのはごく当然の話。自民党のアベノミクス一丁目一番地は女性の活躍なので、自信を持って手を挙げた」と語った。おおさか維新の会が支援を検討している。

 一方、十一日に出馬表明予定の元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)は八日、「政策を支持してくれる政党があれば大歓迎だが、政党支援を出馬の条件にはしない」と語り、野党候補の統一に縛られない考えを示した。

 

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