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東京都知事選

増田氏が出馬表明 都知事選自民分裂選挙へ

 舛添要一前東京都知事の辞職に伴う都知事選(十四日告示−三十一日投開票)を巡り、前岩手県知事で元総務相の増田寛也(ひろや)氏(64)は十日夜、東京都千代田区の自民党都連を訪れ立候補する意向を伝えた。党都連は増田氏の推薦方針を決めた。既に出馬意向を示している元防衛相で同党衆院議員の小池百合子氏(63)=東京10区選出=はこの日、党都連を訪れ、推薦願を取り下げる文書を提出した。自民党は一九九九年都知事選以来の分裂選挙になる見通しだ。

 増田氏は、都連会長の石原伸晃経済再生担当相に「実務能力を生かして、都政の混乱をきちんと収めていきたい」と伝え、推薦願を手渡した。公明党にも推薦願を提出するという。十一日午後に記者会見し選挙公約などを発表する。

 小池氏は記者団に「出馬を引き留める話などもございましたが、(出馬取りやめは)ございません」と強調。同日夕の記者会見で公約を明らかにする。

 一方、民進党都連の候補者選びは難航。党本部内には、俳優の石田純一氏(62)を野党四党の統一候補として検討する動きがあるが、都議会民進党(旧民主)は十日の会合で「石田氏を推すのは難しい」との意見が多かったという。元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)も十一日午後に記者会見し、立候補を表明する。

 

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