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東京都知事選

自民は分裂 野党は共闘優先 与野党対立鮮明

 東京都知事選は、参院選後に与野党の候補者選びが目まぐるしく動き、告示二日前に選挙戦の構図がほぼ固まった。舛添要一前知事が辞職表明した先月十五日から約一カ月。与野党の候補者選びは迷走を重ねたが、最後になって与野党対立が鮮明になった。

 自民党が公明党とともに推薦を決めた元総務相の増田寛也氏が出馬を正式表明したのは十一日。実務経験を生かし「都政の混乱を解決する先頭に立ちたい」と語った。

 同じ十一日に選挙公約「東京大改革宣言」を発表した元防衛相の小池百合子氏との間で、自民党は十七年ぶりの分裂選挙に。党都連は所属議員や親族が小池氏を支援した場合、「処分対象になる」との文書を配り引き締めに必死だ。

 一方、民進と共産、社民、生活の野党四党は十二日、幹事長・書記局長会談を開いてジャーナリスト鳥越俊太郎氏の支援を決定。出席した鳥越氏は「安倍政治に対峙(たいじ)してきた野党四党にぜひ応援してもらいたい」と語った。

 民進党を中心とした候補者選びは日替わりで異なる名前が挙がった。野党統一候補を視野に、擁立が検討された俳優の石田純一氏(62)は、十一日に出馬を断念。同じく十一日には、民進都連が元経済産業省課長の古賀茂明氏(60)に出馬を要請したものの、一夜明けた翌十二日には鳥越氏支援をスピード決定した。

 

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