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東京都知事選

宇都宮氏が出馬取りやめ 3氏が中心に

 東京都知事選は十四日、告示される。野党系の市民団体の支援を受ける元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)が十三日夜、野党勢力の分裂を避けるため、立候補を取りやめる意向を表明した。これによって、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)に民進、共産、社民、生活の四党と市民団体などの野党勢力が結集する構図が固まった。

 一方の自民党は、前岩手県知事で元総務相の増田寛也氏(64)=自民、公明、日本のこころ推薦=と、同党衆院議員で元防衛相の小池百合子氏(63)が出馬するため、事実上の分裂選挙になる。

 宇都宮氏は十三日夜に都内で記者会見し、出馬断念の理由として「大局的な観点から考え、撤退の判断をした。保守が分裂する中で、都政を転換する千載一遇の機会でもある」と語った。同日夕に鳥越氏と会談し、鳥越氏から「宇都宮氏の政策を参考にしていく」と伝えられたことも明らかにした。

 野党四党のうち民進、共産、生活が十三日に鳥越氏の推薦を決定。社民は十四日朝に、同氏の推薦を決める見通し。民進の支援団体の連合東京は十三日、特定の候補を支援せず、自主投票とすることを決めた。

 

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