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東京都知事選

都知事選、前回投票率は大雪で46・14% 暑さや行楽の影響懸念

 前回二〇一四年二月の東京都知事選は投票日前日に大雪に見舞われ、投票率が46・14%と過去三番目に低かった。今回は七月となり、真夏の暑さや行楽行事が投票率に悪影響を与える可能性があると都選挙管理委員会は懸念する。一方、舛添要一前知事の公私混同問題を巡る連日の報道や、告示直前まで続いた候補者擁立が選挙への関心を高め、投票率を上昇させる要因になるとの見方もある。

 都知事選の投票率は一九七五年までほぼ60〜70%台で推移してきた。革新系の美濃部亮吉氏が保守系候補を破って再選された七一年には、過去最高の72・36%を記録した。

 しかし、七九年以降は50%台以下に落ち込み、鈴木俊一氏が圧勝で三選を果たした八七年は43・19%と過去最低に。二〇一二年は春の統一地方選の日程から初めて外れ、十二月の衆院選と同日選になったこともあり、三十七年ぶりに60%台に乗った。

 今回は、選挙年齢が十八歳以上に拡大されて初の「首都の顔」選び。約二十四万人が新たな有権者になるとみられる。 (松村裕子)

 

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