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東京都知事選

混迷候補者選び フォロワー影響? ツイッター読者数

 東京都知事選で候補者のツイッターのフォロワー(読者)数に大きな差ができている。インターネット上の選挙運動は二〇一三年に解禁となり、公約アピールの面で重要視されるようになったが、今回は告示直前まで候補者選びが混迷、準備状況に違いがあったためとみられる。

 以前からSNS(会員制交流サイト)で情報発信している元防衛相の小池百合子さん(64)。ツイッターのフォロワーは約十九万人に上る。選挙活動の発信も積極的で、フェイスブック上に投稿された写真や文章に対する「いいね!」などの反応は一投稿当たり千件を超えることも。

 フォロワー数で小池さんを上回るのはジャーナリストの上杉隆さん(48)で、約三十一万人と群を抜いている。

 一方、告示直前に立候補を表明した候補者のネット選挙は出遅れ気味だ。元総務相の増田寛也(ひろや)さん(64)は十日以降にフェイスブックとツイッターを開始した。政策の公表や演説の様子を掲載しているが、フォロワーは七百二十人程度(十六日午後零時半)。

 ジャーナリストの鳥越俊太郎さん(76)は約十五万人のフォロワーがいるが、選挙に関する発信は十四日になってからだった。

 一四年の前回知事選では、政策発表から資金集めまでネット中心にしたIT関連会社役員が八万票余りを獲得。当選ラインには遠く及ばなかったが、ネット選挙で一定の存在感を示した。

 

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