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東京都知事選

<都知事そもそも> (2)どんな人が務めたの?

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 歴代の東京都知事は八人。初代公選都知事には旧内務官僚の安井誠一郎氏が就き、戦後復興に尽力した。

 一九六四年の東京五輪開催を目指す中、二代目となったのは医学者で国際オリンピック委員会(IOC)委員だった東龍太郎氏。「五輪知事」と呼ばれた。

 五輪後は唯一の革新都知事で経済学者の美濃部亮吉氏が登場。公害防止や福祉充実に尽力した。実質赤字の財政を立て直したのは官房副長官を務め「内務官僚のエース」と呼ばれた鈴木俊一氏。都庁舎を丸の内から新宿に移転させた。

 バブル崩壊で金融危機が叫ばれる中、登場したのはテレビドラマ「意地悪ばあさん」役で知られたタレント・作家の青島幸男氏。鈴木氏が手掛けた臨海副都心構想の総仕上げとして一年後に迫っていた世界都市博覧会を中止した。

 青島氏以降は、タレント性のある知事が続いた。石原慎太郎氏は一橋大在学中に「太陽の季節」で芥川賞を受賞した作家で、旧運輸相などを歴任。猪瀬直樹氏は天皇を巡る謎とタブーを追い掛けた「ミカドの肖像」で知られる作家。国際政治学者の舛添要一氏は民放テレビの討論番組で知名度を高めた。

 

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